公益社団法人日本獣医師会主催「市民公開シンポジウム」の報告

平成30年2月10日~12日、大分県別府市において「平成29年度 日本獣医師会獣医学術学会年次大会」が開催され、最終日に第6会場で「市民公開シンポジウム」が下記の内容で行われました。小雪の舞うたいへん寒い天気でしたが、会場には70人あまりの参加者があり学校の動物飼育活動について有意義な話し合いが行われました。

市民公開シンポジウム学習指導要領に則った効果的な動物飼育」
座長:處愛美(学校動物飼育支援対策検討委員会 副委員長)
挨拶:藏内勇夫(公益社団法人日本獣医師会 会長)
   小田雅章(大分県教育庁義務教育課 課長補佐)
1 基調講演「学習指導要領に則った効果的な動物飼育~道徳教育の視点から~
   吉本恒幸(聖徳大学教授 専門分野 道徳教教育)
2 講演「子供の成長過程における体験活動の教育的意義と現状」
   小林道正(元国立吉備青少年自然の家 所長)
3 パネルディスカッション

 二人の講演者はともに本研究会の運営委員であり、理論と実践に基づいた説得力のある講演内容でした。パネルディスカッションでは「動物飼育の教育意義や重要性について保護者へどのように説明していけばよいか」「動物に対する関心について男女差はあるか」「大動物のふれ合い体験を実施している状況はあるか」「学習指導要領において飼育している動物の死の扱いはどのようになっているか」などについて、講演者と参加者が熱く意見交換をしました。