月刊教職研修2020年3月号<教育開発研究所刊>のコラムのご紹介
動物との触れ合い
三本隆行(獣医師/全国学校飼育動物研究会運営委員) 監修:井上麻紀(近畿中央病院主任心理療法士)
学校で動物を飼っていますか?
飼っているけど「大変だなぁ」と感じていらっしゃる先生方は多いと思います。毎日の世話はもちろん、休日や長期休暇の当番、病気もするし死んでしまったら・・・・・・。
近年ウサギを飼育する学校は少なくなり、ニワトリやチャボを飼っている学校も激減しています。
でも、継続的な飼育をするからこそ動物に対して愛情を持ち、どうすれば動物が快適に過ごせるかを考えるようになります。話すことのできない動物の仕草や動きから気持ちを読み取り、小さな動物を相手にすることで他者に対する思いやりや優しさを育みます。
先生方にとっては放課後や休日、長期休暇こそ触れ合いのチャンスです。動物と触れ合うことで日ごろのストレスをやわらげてくれたり、癒されることもあります。
まずはウサギやモルモットにそっと近づいてじっくり見てみましょう。動物たちが何を考えているのかは謎ですが、その動きや仕草はとてもかわいくほっこりとした気持ちにさせてくれるでしょう。
大きな音を出したり追いかけて驚かせなければ、動物たちは簡単に触れさせてくれます。座って膝の上に動物を仰向けに寝かせるように抱いてみてください。ウサギもニワトリもじっと動きません。動物の持つ暖かさや柔らかさが伝わってきます。もしかしたら小さな身体からたくましい心臓の鼓動も感じられるかもしれません。
特定の教員だけでなく、学校の職員全体で支えかかわっていくことで、動物にも先生方にもよい効果が得られるでしょう。 ー動物も人も癒やされますー
「学校動物飼育支援2020東京宣言」が採択される
日本獣医師会雑誌(73 巻(2020)2号・p164)で以下の通り紹介されました。
「令和2年2月9日(日)、日本獣医師会学会年次大会にあわせて開催された、第6回学校動物飼育支援対策検討委員会公開型拡大会議(意見交換会)において、處愛美委員長から「学校動物飼育支援2020東京宣言」が提案され、全会一致で採択された。これにより、”One Health”の概念の下、獣医師が未来を担う子どもたちのために、学校における動物飼育を支援すること等が改めて方針として示されることとなったので、ここに紹介する。」
月刊教職研修2020年3月号<教育開発研究所刊>のコラムのご紹介
動物との触れ合い
三本隆行(獣医師/全国学校飼育動物研究会運営委員) 監修:井上麻紀(近畿中央病院主任心理療法士)
学校で動物を飼っていますか?
飼っているけど「大変だなぁ」と感じていらっしゃる先生方は多いと思います。毎日の世話はもちろん、休日や長期休暇の当番、病気もするし死んでしまったら・・・・・・。
近年ウサギを飼育する学校は少なくなり、ニワトリやチャボを飼っている学校も激減しています。
でも、継続的な飼育をするからこそ動物に対して愛情を持ち、どうすれば動物が快適に過ごせるかを考えるようになります。話すことのできない動物の仕草や動きから気持ちを読み取り、小さな動物を相手にすることで他者に対する思いやりや優しさを育みます。
先生方にとっては放課後や休日、長期休暇こそ触れ合いのチャンスです。動物と触れ合うことで日ごろのストレスをやわらげてくれたり、癒されることもあります。
まずはウサギやモルモットにそっと近づいてじっくり見てみましょう。動物たちが何を考えているのかは謎ですが、その動きや仕草はとてもかわいくほっこりとした気持ちにさせてくれるでしょう。
大きな音を出したり追いかけて驚かせなければ、動物たちは簡単に触れさせてくれます。座って膝の上に動物を仰向けに寝かせるように抱いてみてください。ウサギもニワトリもじっと動きません。動物の持つ暖かさや柔らかさが伝わってきます。もしかしたら小さな身体からたくましい心臓の鼓動も感じられるかもしれません。
特定の教員だけでなく、学校の職員全体で支えかかわっていくことで、動物にも先生方にもよい効果が得られるでしょう。 ー動物も人も癒やされますー