発表内容
鳥インフルエンザ後の小学校における動物飼育状況-全国の小学校への調査結果
学校での動物飼育については鳩貝(2004)が鳥インフルエンザ直前の状況を調査しているが、その後全国調査が行われていない。そこで、鳥インフルエンザ後の学校での飼育状況を全国的に調査するため、全都道府県における聞き取り調査を行った。2017年6月より2018年10月の期間に、全国学校総覧(2017年版)を用い、各頁ごとに1割にあたる6校ずつ、総数2,082校を無作為に抽出し、架電した。調査項目は、屋外/屋内飼育について、現在の飼育の有無、飼育している動物種と数、世話をしている児童、飼育委員会の有無、以前の飼育、教材としての動物の有無と学年等を聴取した。結果については現在集計中であり、発表当日に公表する。
園児のみなさん、ようこそ一小動物ランドへ
志村光太郎、内海萌枝、田島奈央、三品佳子、押本純樹(武蔵村山市立第一小学校)
子どもと親が実感した継続飼育の学び ~6年間のモルモット飼育を通して~
飼育委員会から全校児童への発信~出会おう、ふれあおう、ニワトリと~
山田正樹、村下芳子、永野美惠、森知恵子(小平市立小平第十小学校)
学級の学び ~日々の保育から~
渋谷 惠(函館市立戸井幼稚園)
ケージ飼育の可搬性に関する空間的評価について
亀井暁子(静岡文化芸術大学) ・ 中島由佳(大手前大学)
本発表は、日本建築学会環境系論文集に掲載された論文「現代の教育現場における動物飼育空間のあり方に関する研究 固定式飼育空間と可搬式飼育空間の教育効果の検証」(亀井暁子・中島由佳・中野民雄・竹山聖)の紹介となる。小学校における飼育舎での動物飼育は、明治期以来続けられてきた。しかし様々な課題に直面している。近年みられるケージ飼育は、飼育場所を変えることが出来るという点で、教育現場における選択肢を増やす可能性がある。本研究では、ケージ飼育の可搬性に着目し、現在多く見られる屋外飼育舎での「固定式」の飼育空間と、ケージを用いた「可搬式」の飼育空間の空間的価値を評価し、それらがもたらす教育効果を検証した。
命の教育 ~獣医師と連携した授業で深い学びへ~
八木良子(福岡雙葉小学校)